県立高、1万2千人が卒業式 栃木県内
県立高全日制59校と定時制7校の卒業式が1日、各校で行われ、約1万2千人が学びやに別れを告げた。
県教委の県立高再編基本計画で最後の再編校となった黒磯南高では、総合学科の1期生153人(男子42人、女子111人)が式に臨んだ。
刑部節(おさかべたかし)校長(60)は「総合学科1期生として、学校の歴史に新たな道をつくってくれた。志を大切に夢に挑戦してほしい」とエールを送った。卒業生を代表し荒井康輔(あらいこうすけ)さん(18)は「毎日がかけがえのない思い出。ここで学んだ誇りを胸に、新しい道を歩んでいく」と答辞を述べた。
式を終えた卒業生は、最後のホームルームで担任から卒業証書を受け取り、教室は別れを惜しむ涙や希望に満ちた笑顔であふれた。
県教委によると、学悠館高は2日、宇高通信制は13日に卒業式を行う。